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薬剤師採用の戦国時代

年収競争に陥らない採用戦略のポイント
株式会社ウィーク  シニアコンサルタント 長谷川 周重
2024年、物価上昇などに伴い大手調剤薬局、ドラッグストアでは相次いで賃上げが発表された。ただでさえ、ドラッグストアとの賃金格差が開いているにもかかわらず、さらなる拡大が予想される。

一般的に新卒採用ができれば人件費を抑えられる。新卒は定着率も良いため、中途採用よりも力を入れたいところではある。しかしベースアップによって、採用競争は一段と激しくなりそうな様相になってきている。

●薬局薬剤師が勤務先を決めた理由の上位3つ

年収だけで決めてほしくない。そう願いたいところではあるが、残念ながら薬局薬剤師が就職先を決めた理由の1番は給与水準だ。次に勤務予定地、3番目に業務内容・やりがいと続く。差別化の難しい仕事だからこそ、給与水準と勤務予定地が1位、2位となってしまうのは仕方のない現実である。

一方で、病院薬剤師は薬局薬剤師の真逆の順位となり、業務の内容・やりがいが極めて高く、就職先を決めた理由の1位だ(図参照)。




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【2024.5月号 Vol.336 保険薬局情報ダイジェスト】