診療所

【続き】お薦めの院内コミュニケーションツール! 「インカム」

インカム導入の5大メリット
合同会社MASパートナーズ 代表社員 原 聡彦
4.インカム導入のメリット
弊社のクライアント様から見聞きしたインカム導入の5大メリットをまとめました。

① 目の行き届かない場所の状況を把握できる
インカムを使い始めて実感されるのは院長が診察室にいながら受付や待合室、リハビリ室などの状況をリアルタイムに把握できることです。逆に受付スタッフも診察室の状況を把握できます。リアルタイムにそれぞれのポジションの状況が把握できます。

②診察しながらスタッフに指示が出せる
クリニックの院長にとっては診察しながらスタッフに指示ができるなど、マルチタスクを処理でき、ロスタイムが少なくなります。

③一斉通話できる
一人ではなく、多くの人に同時に声を届けることができます。院内の携帯電話では一人ずつ連絡をとらなくてはならず、手間取って先に進めることができません。情報共有に非常に優れたツールです。

④ワンプッシュで通信
番号を押す、呼び出しを待つという時間のロスがありません。連絡やちょっとした指示を素早く伝えられて便利です。

⑤通話料は無料
必要なのは最初にかかる導入費用のみ。通信費は必要ありません。たいていはインカム本体、イヤホンマイク、充電バッテリー、充電器の4点セットで買って、業務後に毎日充電するスタイルが多いと思います。

5.インカム導入のデメリットと注意点
次にインカム導入のデメリットと注意すべきことをお伝えします。

①乱暴に扱わない
イヤホンやマイクコードを乱暴に引っ張ると断線するので丁寧に取り扱いましょう。

②現物確認の習慣がなくなる
お互い見える距離なのに、インカムで連絡するクセがつくと、足を運び、体を動かし、目で確認する、といった基本的な確認を怠りがちになり、つまり、コミュニケーションがとれたつもりになってしまうことがあります。

インカムを導入する前には、当たり前に努力できていたことができなくなってしまう可能性があります。従来どおり、アナログでのコミュニケーションが必要な場面は残しつつインカムのメリットを活かしていただきたいと思います。業務で大事なことをタイムリーに、双方向に素早く伝えることを可能にするのがインカムです。ぜひ、院内のコミュニケーションツールとしてご活用いただくことをお勧めします。


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【22024. 9. 15 Vol.600 医業情報ダイジェスト】