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採用選考時の履歴書はどのような箇所をみて面接に臨むのがよいか

面接時の視点と準備事項
合同会社MASパートナーズ 代表社員 原 聡彦

【相談内容】

中国地方の開業2年目の整形外科クリニックの院長からのご相談です。
「このところ、入職してもすぐに退職してしまう職員が多いため、採用選考のときにできるだけ長く勤めることができそうか見極めたいと思っています。今回の応募者からは履歴書を提出してもらっているのですが、どのような点を確認して面接に臨むとよいでしょうか」 というご相談を頂きました。今回は採用面接時の履歴書をどのような点をみて面接に挑むのがよいのか、見るべき視点とポイントをお伝えします。

【回 答】

履歴書や1回の面接だけで人柄や能力のすべてを見極めることは非常に難しいですが、履歴書から前職などの勤務歴を把握すること以外に、志望意欲などを推測することも可能です。そのため、履歴書から読み取れること、読み取れないことをまとめた上で面接を行うことができれば、効果的な選考が期待できます。下記に履歴書をチェックする視点をまとめました。

1.履歴書をチェックする視点とは?
履歴書を丁寧に作成していない人材は、実際の仕事でも丁寧さに欠ける可能性があります。下記の視点をもって履歴書の記載内容や項目から読み取れる、応募者の傾向を分析していただきたいと思います。

視点1.写真をチェック
髪型、化粧、服装などTPOを心得た人物かどうか、写真を見ればわかります。以前、ビールジョッキを片手に笑顔でピースの写真を履歴書に添付していた応募者にはびっくりしました。

視点2.履歴書の空欄・誤字・脱字などをチェック
慎重な人物かどうか履歴書の書き方を見ればわかります。よくあるのが修正液で消している応募者や年月日の空欄。どうみても使い回しの履歴書が見受けられることもあります。

視点3.履歴書の文字と文面をチェック
読みやすい文字の大きさ、行間、理解しやすい文面になっているかをチェックすることで相手への思いやりや配慮が覗えます。

視点4.面接は客観的に見てもらえる人に同席してもらう
院長だけになると、どうしても主観的に判断してしまいがちです。したがって、面接する際には院長1人ではなく院長夫人、信頼のおける専門家やスタッフに同席してもらうことを提案します。


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【2024. 10. 1 Vol.601 医業情報ダイジェスト】