組織・人材育成
【続き】インシデント(ヒヤリハット)との向き合い方
リスクとなる事象が起こる前に対策を行うことが重要
株式会社メディフローラ 代表取締役 上村 久子この話のなかで副院長先生はこのような発言をされたのでした。
「自分がインシデントだと認識していなくても第三者からするとインシデントになり得ることがある、という気付きはとてもインパクトがあった。実は、誰かの視点でものを考えることに苦手意識があったのだが、このような仕組みはクリニック全体にとってとても有意義であると思う。他者の考えを知ることは得意な人がやれば良いと思っていたけど、自分にとっても良いことなのだと理解できた」
もともと非常に真面目な副院長先生は、その勉強会が終わってすぐにインシデントレポートのひな形を作成し、誰よりも多くのレポートを提出するようになったのでした。
このケース、どのような感想を持ちましたか?病院では当たり前に行うことが多いインシデントの取り扱いについて、クリニックという小さな組織の場合にはミーティングで口頭での情報共有で終わることがまだまだ少なくないのではないでしょうか。
リスクマネジメントはリスクとなる事象が起こった際に対処するのではなく、その前に対策を行うことが重要です。しかし、頭ではわかっていてもいざ 「緊急性が高くないから」 と後回しになることも多いのがリスクマネジメントであると思います。このケースを参考に、ぜひ組織のリスクマネジメントについて考える機会になれば幸いです。
前の記事を読む インシデント(ヒヤリハット)との向き合い方
【2024. 9. 1 Vol.599 医業情報ダイジェスト】
「自分がインシデントだと認識していなくても第三者からするとインシデントになり得ることがある、という気付きはとてもインパクトがあった。実は、誰かの視点でものを考えることに苦手意識があったのだが、このような仕組みはクリニック全体にとってとても有意義であると思う。他者の考えを知ることは得意な人がやれば良いと思っていたけど、自分にとっても良いことなのだと理解できた」
もともと非常に真面目な副院長先生は、その勉強会が終わってすぐにインシデントレポートのひな形を作成し、誰よりも多くのレポートを提出するようになったのでした。
このケース、どのような感想を持ちましたか?病院では当たり前に行うことが多いインシデントの取り扱いについて、クリニックという小さな組織の場合にはミーティングで口頭での情報共有で終わることがまだまだ少なくないのではないでしょうか。
リスクマネジメントはリスクとなる事象が起こった際に対処するのではなく、その前に対策を行うことが重要です。しかし、頭ではわかっていてもいざ 「緊急性が高くないから」 と後回しになることも多いのがリスクマネジメントであると思います。このケースを参考に、ぜひ組織のリスクマネジメントについて考える機会になれば幸いです。
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「「長期収載品の処方等又は調剤の取扱いに関する疑義解釈資料の送付について(その3)」の一部訂正について」を追加しました。
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