組織・人材育成
【続き】能力開発目標のポイントと重要性
目標設定と進捗管理
株式会社To Doビズ 代表取締役 篠塚 功目標設定と進捗管理
先述のファシリテータースキルを学ぶという目標の手段・方法・時期を次のように計画したとします。
- カンファレンスのファシリテーター役を務められるよう、A主任の実践を見て覚えるとともに書物等で学習する(6月末迄)
- カンファレンスのファシリテーター役を毎月担い、終了後A主任からフィードバックを受けて実践を修正する(7月~9月)
- スタッフの意見を引き出し、発散・収束のスキルを活用してカンファレンスを円滑に運用することができる(10月以降随時)
この目標はアウトプット目標で、10月以降カンファレンスでスタッフの意見を引き出せていれば評価はできます。
しかし、このような場合、手段・方法・時期を具体的に書いていないケースが見受けられます。目標設定時に、上司は具体的な手段・方法・時期を確認しなければ、目標が達成できるか見当もつきませんし、本人も、具体的な計画を立てて、それに沿って取り組むことで目標達成に近づくはずです。
さらに、この計画に沿って進捗状況を報告してもらえると進捗管理もしやすくなります。例えば、面接等で、①の学習が日常業務に追われて滞っていることが分かれば、上司は学習ができるようなサポートも可能なはずです。
目標管理において、能力開発目標の設定も可能とし、アウトプット目標として、能力が備わった状態を明確に示しておくことと、そのための具体的な計画を立てることで、能力開発が達成され業務の質も上がることと考えます。
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【2024. 7. 1 Vol.595 医業情報ダイジェスト】
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